最近、「EELS(イールズ)」というバンドの音楽を好んで聴いている。
イールズは、アメリカ・ヴァージニア州出身である「E」という男を中心としたロック・バンドで、というより、このEという男によるソロ・プロジェクトのようなロック・バンドであり、日本のロック・リスナーの間ではそれなりに知られている存在だが、そこまで知名度が高いわけじゃない(と思う)ロック・バンドであって、ある日なんの気なしに中古レコード・ショップで手に取ったこのバンドのアルバムが、オルタナ風ジャンク・ポップという感じの、ブラーの無題アルバムと共通するようなところを持った作品で、ブラーの無題アルバムが大のお気に入りの僕にとって、久々にもの凄くツボにはまったロック・バンドである。
というようなわけで、ついこないだ足を運んだディスクユニオンで、このイールズというバンドのまだ所持していないアルバムが運よく中古であったので購入したのだが、このCDの表面に貼られてあったシール上にある「新品同様・未開封品」という文字の意味する因果関係みたいなものがいまだによくわからない。
なにしろ、「“未開封”って、じゃあ最初っから買うなよ」と、ついつい言いたくなってしまうわけで、とはいえ、やはりこれにはそれ相応の事情があると考えるのが妥当な線ではないだろうか。
「アッ! EXILEノCD買ッタト思ッタラ、ナンカワケワカランガイジンノCDガ!(マチガエタ!)」(←なぜかカタコトの日本語口調で)
で、
「聴きもせずソッコー売った」
ということなのだろうか。
あるいは、
「待望ノイールズノ新譜CD……ジャケット気ニ食ワナナイケド買ッタ……ケド、ヤッパコノジャケット気ニ食ワネエ!」
で、
「そのまま封も開けずソッコー売りに行った」
ということなのでは、とも考えられるが、どうなのだろう。
「硫黄ノニオイガシテクセエカラ!」
「コンビニデカラ揚ゲ棒ヲ買ッタラ、カワリニナゼカコノCDガ!」
「石原軍団ノ炊キ出シ二並ブボク。フト頭上ヲ見上ゲルト、空カラ得体ノ知シレヌCDガ!」
「電車デ隣ノ席ニ座ッテイタ紳士風ノ男ガアゲルッテイウモンデ、イヤイヤニ!」
「ラーメン屋ノ店主ニ化ケタ紳士風ノ男ガナゼカ!」
「高速ノ料金所ノオッサンニ化ケタ紳士風ノ男ガイキナリ!」
で、とくに興味ないし、紳士風の男に貰ったはいいが気味が悪かったりで、結局
「封を開けもせずソッコー売った」
と、あるいはそういうことなのかもしれない。
まあ、一番もっともらしい理由として考えられるのは、
「前に買ったCDを、また買ってしまった(家に帰って気づいて、で、ソッコー売った)」
「パクってソッコー売った」
「彼氏or彼女、あるいは一方的に行為をもたれている異性に誕生日プレゼントかなんかで貰ったけど、興味がないので売った」
という、たぶんそういうことなのだろうと思われるが、いずれにせよ本当のところは僕にわかるはずがない。
で、そういえば、過去にも中古のCDなり本を買ったとき、ちょっと普通では理解しがたい出来事に何度か遭遇したのを、ふと思い出した(ちなみに、すべて『ブックオフ』)。
ある時など中古本を買ったら、会社員風の浴衣姿の数名のオヤジたちが、旅館らしきところで和気藹々といった調子で写っている写真数枚が本の中から出てきたことがあるし、あるいは、UAの『turbo』という中古CDを買ったときに、封を開けたら『turbo』というCDが中から出てきて、まあそのCDを買ったのだからそれは当たりまえなのだが、紙ジャケ仕様の二つの封入口、その覗いていないもう片方を開いてみたら、中から同じUAの『Breathe』というCDが出てきて、これは当然喜ぶべきことなのだろうが、しかし僕はUAの『Breathe』というCDはすでに持っていたので、基本的には得したのだろうが、なんだか残念な気分になってしまった、なんてなこともあった。
しかし、それよりもなによりも、ブックオフで一番不可解だった出来事は、『あふりらんぽ』という日本のロック・バンドのファースト・アルバムが売っていたのだが、そのCDが中古であるにもかかわらず定価とまるっきり同じ値段で売られていたことだ。
まあ、DVD付の「初回限定盤」ならわかる。
だが売っていたのは、DVDが付いていない、つまり、どこの店でも手に入る「通常盤」だ。
これは、本当にわからなかった。
ディスクユニオンにおける不可解さに比べたら、ブックオフのそれのほうが100倍上だろう(まあ、そんなようなことを両店が競い合っているわけはないだろうが)。
posted by ぐうたらダメ at 01:38|
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