2008年06月20日

「ヨーデル調(ロカビリー調)」のあのCM

 まことに申し訳ないが、

 「♪ニ〜ッテレゴーゴー」

 だのと、藤井フミヤがなんだかやたら気持ちよさそうに歌っている日テレのあのCMは、気持ち悪いと思う。
 
 日テレや藤井フミヤの存在自体が気持ち悪い、ということではない。
 そうではなく、あのCMで藤井フミヤが

 「♪ニ〜ッテレゴーゴー」

 と来たあとのその終わり際に、

 「ゥゥゥア〜(←ビブラート気味で)」

 などと、なんかヨーデルふうというか、声を震わせながら歌唱している部分があって、あれがとにかく気持ち悪くてしかたない。

 むろん、あれがロカビリー・ミュージック特有の歌唱法を意識したものであろうことは、まあ、わかるが、藤井フミヤのあれは、なんというか、かなり不自然な感じというか、まあ俺は藤井フミヤの熱心なファンではないので氏の音楽のことはよく知らないと言うしかないが、単純に彼の本来のヴォーカル・スタイルには合ってないのではないか、と、よく知らないなりに思う。

 というか思うに、藤井フミヤに限らず、あのいわゆるロカビリー的な歌唱法は、外人が演歌の「こぶし」を模倣するのはおそらく困難であろうことと同じように、日本人が歌いこなすには相当な修練が必要なのではなかろうか。

 そう考えると、まあ演歌のことはよく知らないが、いわゆる「こぶし」を完璧に歌いこなしているのであろう、ジェロという演歌歌手の人は、相当に凄いが、藤井フミヤのあれは残念ながらその域には達していないように思われる。

 しかしそれよりも、「ロカビリー」といえば、やはり「陽気」とイメージが強い。藤井フミヤの詳しい性格は知らないし興味もまったくないが、少なくともテレビに映る藤井フミヤは「陽気」というイメージとは程遠く、むしろ「クール」という感じである。これは致命的欠陥と言わざるを得ない。

 で、「陽気」という言葉は、「うかうか」という言葉に置き換えることもできるだろう。
 
 なので、藤井フミヤはもっとうかうかするべきであろう。
 
 音楽番組に出演したとあればうかうかし、「フミヤート」だなんだと言ってはうかうかしまくるのだ。その先には、ロカビリー・スタイルを完璧にものにしたフミヤがきっといるに違いない。

 などと、フミヤへの期待が大いにやまぬ俺であり、というふうなことに免じて、いま流されているあの日テレのフミヤのCMだが、とりあえず即刻放送中止にしていただけないだろうか。

 いや申し訳ないが本当に気持ち悪いのである。


 
 (↑日テレ藤井フミヤの「ヨーデル調(ロカビリー調)CM動画」【※1:24あたりから】)
posted by とんち番長 at 22:42| Comment(2) | TrackBack(0) | テレビを見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月10日

続・「ジブラ」「ヒップホップ」考

 前回のジブラさんの記事を書き終えてから気づいたのだが、ようするに「ヒップホップ」ってのは「ヤンキーの進化形」ってことじゃないかと、ふと、思った。

 つまり、平成20年現在ほとんど絶滅したかに思われていた「ヤンキー」であったが、それを現代的かつファッショナブルな形で継承したのがまさしくこの「ヒップホップ」であると。

・まず、基本「オレ様語りの武勇伝」で出来上がっている楽曲がまさしくヤンキーの世界観そのもの。
・のみならず、ヒップホップの方々はやたら仲間と群れたがるが、これも仲間と一緒に仲良く暴走行為をするみなさんのそれと驚くほど酷似している。
・だから、「ジブラ」とか「ボス」とかいった、ある意味直球な芸名を付けてしまうヒップホップの方々のメンタリティーも、自らの暴走グループの軍団名に「寿辺苦絶悪(スペクター)」だの「暴走天使「ミッドナイトエンジェル」だのとかいう呼称を付けてしまうヤンキーのみなさんのセンスと同一なものとして見れば、じつに辻褄が合う。

・つまり、大雑把に言ってしまうと、「日本のヤンキー文化の進化系」=「ジャパニーズ・ヒップホップ」だと考えられる。

・で、ヤンキーの象徴的存在といえばいわずもがなE・YAZAWA氏であり、そのE・YAZAWAの直系遺伝子がジブラさんなのでは、という俺の考察もおそらく間違いではない。
・実際、ジブラさんはE・YAZAWAのことが大好きに違いない(音楽的な部分にとくに感心はしてなかったとしても、E・YAZAWAの生き様みたいなものは100パーリスペクトしているはず)。
・なのでE・YAZAWA直系ナルシスヤンキーヒップホッパーであるジブラさんに対して周りがいくらつっこんでも、それはE・YAZAWAにつっこみを入れるのと同様、おそらく一切の無駄というものであり、そんなわけだから仮にジブラさんがE・YAZAWAの代わりにブルーレイのCMで

 「このDVDのジブラ、ハイビジョンじゃないの?」

などとやらかしたとしても、たぶんまったく違和感はないだろうし、ついでにイギリスを代表するナルシスヤンキーロッカーと言えばいわずもがなオアシスのリアム・ギャラガーさんなのであって、そんなわけだから仮にリアムさんがE・YAZAWAやジブラさんを差し置いてブルーレイのCMで

 「このDVDのリアム、ハイビジョンじゃないの?」

などとやらかしたとしても、たぶんまったく違和感はない。


※本家E・YAZAWAによる「このDVDのヤザワ、ハイビジョンじゃないの?」動画を見たい方はこちら
posted by とんち番長 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタを考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月06日

「ジブラMTV批判動画」の3つの疑問

 ラッパーのジブラ氏が「YouTube」に投稿した動画がちょっとした話題になっているらしい。
 内容は、「MTVミュージック・アワード・ジャパン2008」への不満をお得意のラップ調で語ったもので、問題の動画は記事の末尾に貼るとして、とりあえずここでは2ちゃんねるの関連スレッドにアップされていたラップの全文を転載する。

YoYoYo! 調子はどう?
オレがZEEBRA the illskill
これがfirst time ever
YouTubeにいきなりダイレクトで生で挿入! Yeah!
先ほど行ってきたMTV AWARD
俺一言マジ言わせてもらうぜ
今までどんだけマジ日本の音楽業界
色んな奴らが 本気でやってきたと思ってんだよ?
You don't know shit, man? (お前ら何にもわかってねえだろ?)
You talk to the funking sponsor (お前らはスポンサーと話してばかり)
all the bull shit rap you wanna push (へなちょこラップばっかりプッシュしやがって)
誰が状況を作っているんだよ!
誰が音楽業界を作っているんだよ!
誰が音楽をやっているんだよ!
That's musician motherfucker! (それはミュージシャンだろ?くそったれ!)
スポンサーと話す時間があって
オレと話す時間が無いんだったら
Fuck all you, bitches! (死ね、くそったれ!)


 と、まあこんな感じである。

 で、その2ちゃんねるのスレッドをざっと眺めた感じ、どうやらジブラ氏不支持の声のほうが大きいようで、6・4か、もしくは7・3といったところだろうか。

 いずれにしろ、仮にジブラ氏の言っていることが、というか「ラップに乗せていること」が事実なら、このほどのMTV側の対応に非があるのは間違いないが、ただし、それでジブラ氏のほうには非がなかったのかというと、もちろんそんなことはない。
 というか今回の件に限れば、ジブラ氏のとった一連の行動の方がより多くの疑問を孕んでいた、と、やはり見るべきである。

 以下、ジブラ氏の疑問点を列挙してみた。

疑問@YouTubeに投稿
 まずこれがよろしくない。
 だってそんなの、MTVの関係者に直接言えばいいじゃないか。

 「動画サイトに投稿とか、ましてやその文句をわざわざラップ調にするなんて、なぜそんな七面倒臭いことをするのか」

 と、幼稚園児だって言うだろう。

 いや、やはりラッパーである以上、ラップというスタイルにこだわりがあるというのは理解できる。
 が、だったら、被告であるMTV関係者本人の目の前で直接ラップすればいいだけの話だ。

 「いや、社会に対して問題提起をするのがラッパーとしてのオレの役割であり、今回の件は社会的な問題として、より多くの人々に知ってもらおうと、それでYouTubeにアップしたのだ」

 と、あるいはジブラ氏は主張するのかもしれないが、この程度の問題ではせいぜいネット村を一週間かそこら賑わすぐらいであり、ならば先ほど提案したように、被告本人の目の前で自身がラップしたその様子を映像に収め、それをYouTubeなどの動画サイトに投稿すべきである。そうしたほうが被告のダメージも大きかったろうし、ラッパーとしての後々の評価にも繋がったはずだ。

 「でもそれって、ちょっと滑稽じゃねえ…?」

 と、あるいはまたもやジブラ氏は主張するのかもしれないが、ならば、DJ、映像技師、ダンサー等のバンド・クルーはもとより、ジブラ氏の主張に賛同するファンや音楽関係者、加えて、犬、猫、猿、きじ等を盛大に引き連れ、そのうえで被告本人に直接文句というかラップした映像を投稿すれば良い。それこそ大反響を巻き起こせただろうに、いずれにせよ今回のそれはなんとも軽率な行為であったと言わざるを得ない。

疑問Aラップ
 そもそもジブラ氏のラップ自体が意味不明である。
 上に挙げたとおり、問題の動画でのジブラ氏のラップは日本語と英語を混ぜ合わせたスタイルになっているが、デーブ・スペクターとか日本語と英語の両方を操れる特殊な例の人を除き、普段英語を日常会話として使用していない大多数の人々にジブラ氏の主張が充分に伝わっているとは、とてもじゃないが思えない。
 言われたMTV関係者にしてもおそらくそうで、「ファック」だの「ビッチ」だの罵倒されても、いまいちリアリティがないので、とくに傷つくようなことはなかったはずであり、

「この包茎野郎」
「このワキガ野郎」
「このコロッケ野郎」
「ハゲ」
「デブ」
「チビ」
「殺すぞ」
「死ね」
「お前のかあちゃんでべそ」

 等々、罵倒するに相応しい日本オリジナルの言葉がこれだけあるのになぜそれを使わなかったのか、まったく理解に苦しむ。

 「いや、オレはこの問題を日本国内はもとより、世界中の人々に表明しようと、それで日本語と英語を混ぜたのだ」

 と、あるいはジブラ氏は主張するのかもしれないが、だったら日本語、そして英語はもとより、ドイツ語やフランス語、中国語や韓国語、さらにスペイン語、ギリシャ語、アラビア語、タイ語、モンゴル語、ベンガル語、ヌベテレ語、ギャル語、ナメック語、金星語等、あらゆる言語をそのラップの中に取り入れなければならなかったはずで、なんとも中途半端であったと責められたとしてもこれは仕方のないことだ。

疑問B「ジブラ」というアーティスト名
 これに関しては人種とかそういうのは関係ない。
 世界中のあらゆる人間が口を揃えてこう言うだろう。

 「いやシマウマかよ!」

 そう。
 ジブラ氏の熱狂的な信者以外、

 「シマウマには言われたかねえよ」

 と、これはもう、誰だって思うに決まっているのであって、ならばトンビやモモンガだったらいいのでは、とか言う人があるいはいるかもしれないが、もちろんそういう問題でもないのである。

 というか、ジブラ氏だけでなく、
 
 「ILL-BOSSTINO a.k.a BOSS THE MC」
 
 だの、
 
 「MC仁義」
 
 だの、
 
 「ポチョムキン」

 だの、
 
 「ヤス一番?」
 
 だの、
 ヒップホップの方々はなぜに「ユニーク」な芸名を名乗る人が多いのか。
 
 まあ、若いうちは「ジブラ」や「ボス」でいいのかもしれないし、「やんちゃ」の一言で済まされるかもしれない。
 が、年をとったときのことを考えてほしい。
 いずれ、子供のひとりやふたり、できるだろう。

 とりあえず、俺の親父が「シマウマ」や「ボス」だったら、絶対に嫌である。

 
 (↑問題の動画)
posted by とんち番長 at 23:52| Comment(4) | TrackBack(0) | 時事ネタを考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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